「○○君てよく忘れるよね〜」と年下の女の子に言われたこと。

私は物忘れ、勘違い、聞き間違えが非常に多い。今流行の発達障害だ。

教室で、同じ語学の女の子が勉強していたので「何勉強してんの」って聞いてみたら

 

「今日英単語のテストあるで!〇〇君てよく忘れるよね(笑)」

 

「絶対このテストも忘れてると思ってた」と言われた。

 

私は不思議な感覚がした。

 

あまり絡んだことのない女の子にずばり忘れ物が多いと指摘をされたのだ。

 

 

私は本当に昔から忘れ物が多く、人の話を聞き取れないことに苦労してきた。最近だって大学のメールで次々と送られてくる情報に戸惑っている。みんな知っているのに自分だけ違う教室に一人でいたり、みんな解剖でうまくいってるのに自分だけ切っちゃダメな骨を切ってしまったり(泣)

 

近年メディアでの注目が進んだせいか発達障害を自称する人間(有名人でも)が散見される。まるでファッション感覚のように。私は自分のことを発達障害という人間に辟易している。私はむしろ認めたくはない。自分に問題があるということを。病院に行くべきだという意見もあるが、自分で認めるのが辛いし怖い。そのハンデを乗り越える過程で得たこともあるのだという変なプライドもある。人間できないことはないのだと言い聞かせながら時間をかけた日々・・・

でもそれはあくまで対処法でしかなく、つまり絶え間ない努力によってやっと人並みになれる感じのものだ。普通の人が出来ることができない。医学部に入ったのだからそんなことないだろうと自分に言い聞かせながらも、日々小さいミスが自分の脳の機能に疑いをむけさせ、自信をなくす。そりゃそうだ、入るのに何年かかったんだよ、、、、

 

そんな思いと同時に、新しいクラスになってほとんど話をしたことのない女の子が事前に「○○君は忘れてるやろ〜な・・・」と思われていたことに嬉しさを感じた。気にかけてくれてたんだ(キモい勝手な解釈)。