結婚生活を上手く送る秘訣について

わたしは結婚している。いい年まで結婚する気は無かったが、今の妻と出会ってしまい20代前半で結婚してしまった。

 

好きで結婚したのだが、それでもお互い意見がぶつかり合うことが多い。もし長らく付き合っていたら、相手の嫌な部分がたくさん見えてしまい結婚できなかったと思う。結婚率が下がっているのは「付き合う」ことに慣れてしまって、悪い意味で相手を見る目が養われすぎてしまっていること大きいと思う。相手に対して理想を高く持ちすぎているが故に、この人とはちょっと、、ってなってしまうんだろな。その点私は、真面目に付き合ったのが妻が初めてだったので、何もかもが新鮮なまま、勢いに流されて結婚してしまったのだ。

 

話を元に戻そう。とにかく結婚にしろ、人との付き合いで衝突は避けられない。もし衝突がなければ、逆に不健全な関係だと思うし、衝突があるからこそ面白い。でも度々、エスカレートしすぎて本意ではない結果を生むことがある。先日も、取り返しのつかない形で妻を傷つけてしまう結果になった。それは全くの事故であったが自責の念に駆られてこのような文章を書こうと決めた。

 

私がこれを避けるために、自分自身の性格をよく分析して改善策を自らの中に見出そうと試みている。

 

一つの分析結果として、やはり自分が相手に対して自分と同じ体験を共有したいという思いが強すぎることに気がついた。相手というのは妻に限らず、子供に対してもそうだ。夫婦だから何かを共有したいと思ってしまって結果的に経験の押し付けになってしまって、相手の気持ちを考えていないのだ。子供に対しても、自分はこう育ったからこんな経験をしてもらいたいと過度に思いすぎていることがある。しかも自分の場合、その場で相手が共有してくれないと腹が立つのだ。全く、たちの悪い夫、父親である。

 

改善策としては、もっと気長に待つことだと思う。決して自分が家族と何かを共有したいという思いを諦めるわけではない。それは単なる拗ねだと思うし、自分の気持ちを押さえ込むことであり結果的にどこかで爆発するのは目に見えてる。すぐに相手に強要せずに、相手が自発的に興味を持つまで、じっくりと働きかけをすればいい。相手に見えるかたちで、自分一人でも行動を起こせばいい。そしてそれを楽しんでる姿を見せればいい。何事も気長にじわじわと着実に。また、意見がぶつかった時も話し合いで論理的にすぐに解決しようと思う必要もない。意見が違っても、じっくり時間をかけてやればいい。明かに答えが見えていても、相手が理解するまで待てばいい。何せ事を急ぐから良くないのだ。