デュー・デリジェンスってなんだ

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宮台真司が復活した。よかったよかった。

 

デューデリジェンスって言葉、初めて認識した。ウィキペディアによると「企業などに要求される当然に実施すべき注意義務および努力のこと」らしく投資の世界では投資先の価値やリスクを調べることをいうらしい。ビジネスの世界では、サプライチェーン上に人権問題がないか調べることだとかEUでは義務化される流れにある。グローバル規模で資本主義が展開される中で、企業が自社の関わる全ての活動に対して人権上の責任をもつことは当然のことだ。一方日本では。。。

 

同じような話を思い出した。大学にハラスメント防止のポスターがたくさん貼ってある。しかし、一般の教員はもちろんのこと上層部の人間までも上(国)からのお達しのためにしょうがなくやってる感がすごい。なにか授業中にまずいことを言ったあとには「今はコンプラがうるさいから、この辺にしとこう」といって笑う。できない研修医に対する暴力を、さも普通だと言わんかのような発言をしたりするのである。上に言われたから、問題になると面倒だから、という外圧からで動いているのだ。つまり価値基準、哲学がないのだ。宮台真司は日本社会はどこを切っても同じ金太郎飴だと言うが、まさに大学上層部の人間も同じ思考回路だろうし、指導する立場にある役人もそうなのだろう。人権問題も国連がうるさいから守るだけで、決して自発的には動かない国なのだ。

 

いまの若い人たちは違うはずだ、と信じたいがどうやら周りを見渡しても金太郎飴しかいないような気がしてならない。