素数と原子の関係

ガウスの弟子のリーマンはある予想がガウス素数定理の証明になることを自身の論文で示した(リーマン予想)。確かにリーマン予想が正しければ素数定理が説明できるとアダマールとプーサンによって後に示された。だが未だにリーマン予想は証明されていない。リーマン予想とは「ゼータ関数がゼロになるようなs(ゼロ点)の実部は自明なゼロ点を除くとすべて1/2になる」というものだ。

 

1973年、数学者のモンゴメリーがゼロ点の間隔に関する数式が、原子の状態(エネルギー準位)を表す数式に酷似していることに気が付いた。物理学者との雑談の際の出来事だった。(モンゴメリー・オドリズコ予想)

 

素数の配列に規則性はあるのか?モンゴメリーの発見は非常に興味がそそられる。世界は数字によって支配されているのか、それとも世界があってそれを記述する言葉が数字であるということに過ぎないのか?